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11社・団体が参加し「仕事とケアの両立」という社会課題に取り組む業界横断型研究会「Excellent Care Company Lab.」を発足〜「働きながら介護している人が、当たり前に輝く社会」を〜

株式会社リクシスは、国内大手企業11社・団体と共に「仕事とケア(介護)の両立」という超高齢社会の課題を解決するための施策を議論・推進する研究会「Excellent Care Company Lab.(以下、ECC Lab.)」を発足いたしました。

ご参加企業は以下の通りです。

【Excellent Care Company Lab.参加企業(50音順、順不同)】

EY Japan株式会社
カルビー株式会社
ソニーピープルソリューションズ株式会社
中外製薬株式会社
東京海上日動ベターライフサービス株式会社
東京海上ホールディングス株式会社
ハウス食品グループ本社株式会社
株式会社三井住友フィナンシャルグループ
(事務局:株式会社リクシス、リクルートワークス研究所、株式会社小国士朗事務所)

■ECC Lab.設立の背景と目的

団塊の世代が75歳を超え後期高齢者となる「2025年問題」を目前に控え、高齢者とその家族が抱える「老い」にまつわる課題は今後さらに大きくなると予想されます。仕事をしながら家族の介護を担うビジネスケアラーは、すでに350万人にのぼるとされていますが、支えられる側である高齢者の増加に加え、少ないきょうだい数、未婚・晩婚化、夫婦共働きの増加といった支える側の担い手が減ることにより、今後も増加していく見通しです。

「Excellent Care Company」という名称には、介護不安社会を生き抜くためにも、ケア(介護)について考える会社こそが、もっとも優しく、もっとも賢く、もっとも強いというメッセージが込められています。

今回発足した業界横断型研究会であるECC Lab.は、企業の人事担当者、仕事と介護の両立をしている当事者、介護のプロ、組織マネージメント研究者が集まり、「『働きながら介護している人が、当たり前に輝く社会』をどうやって実現するのか?」という問いに対して、答えを出すことを目的としています。

ECC lab.では、各企業での取り組みに関する情報交換のほか、調査研究の協働推進、業界横断的な実証実験等を行い、社会に有用な知見を還元、社会の変革につなげることを目指しています。研究結果については、2022年12月をめどに対外的に発表する予定です。これらの取り組みを通じ、ビジネスケアラーが輝きを失わずに働き続けられる環境が、より多くの企業・団体において整備されることを目指して参ります。

 ■参加企業様からのコメント(50音順、順不同)

EY Japan株式会社
DE&Iリーダー 梅田惠氏

「介護は、若年層からシニアまで、いまや幅広い世代の課題です。
この研究会を通じて、現在の介護の課題の解決策を社会に提案することができれば、将来のキャリアや社会に対する人々の不安が軽減し、働くすべての人と次世代に対する長期的価値が生まれ、EYの目指す“Building a better working world”の実現につながると信じています。」

カルビー株式会社
CHRO常務役員 武田雅子氏

「女性活躍支援、治療と仕事の両立支援、また今回のコロナ禍におけるモバイルワークの推進を受けて、私たちの働く環境はこの10年ほどで大きく変わってきたと言えます。
しかしそれはまだ、オフィスワーカーとして働く社員を中心にしたものが多く、職場全体にはいきわたっていないのが現実です。
併せて、誰しもが身近に感じている介護の問題は、こと水面に上がってくることがまだ少なく、
最新の情報やサポートが十分にない中で、自力で問題に向き合っているケースが多々あると感じています。
このコンソーシアムを通じて、より現実的な介護と仕事の両立支援に向けた、大きな一歩が踏み出せることを大いに期待しています。」

ソニーピープルソリューションズ株式会社
ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン推進室 統括室長 森慎吾氏

「介護はいつ誰にでも可能性がある、働き方やキャリアに関連する事項だと捉えています。
ソニーグループでは、多様な個が多様なソニーという場で活躍することを理念として考えていますので、DE&Iの様々な案件同様、社員と向き合いキャリアを豊かにするために何が必要なのかを、ECC Lab.を通して皆さんと考え、発信できればと思います。」

中外製薬株式会社
人事部ダイバーシティ推進室長 佐藤華英子 氏

「弊社では、D&I推進を通じ『多様な人財が活躍し、イノベーションを追求するインクルーシブな組織文化を醸成する』ことを目指しています。
多様な人財が活躍するためには、仕事と育児や介護、療養等の両立支援においても、様々な課題がありますが、その中で介護は、誰しもが不安を少なからず感じていながらも表面化しづらい面があります。また、介護の課題は個人にとどまらず、組織運営上の課題にもつながります。今回、このコンソーシアムでの活動を通じて、介護と仕事の両立支援に向け、社会への発信を通じ、課題解決に向けた新たな一歩が踏み出せることを期待しています。」

ハウス食品グループ本社株式会社
ダイバーシティ推進部 部長 加藤淳子氏

「『介護に向き合う経験も成長の一つととらえ、その経験を通じた「個人の成長」を「会社への還元」につなげていく。』
弊社で進める仕事と介護の両立支援策の考え方です。
介護は個人の問題のようで、実はチーム、組織の問題と捉えています。
必要な準備を進めることで、少しでも不安を取り除き、働き方の選択肢を増やしていく。
Excellent Care Company Labでの取り組みを通して、様々なヒントを得ると共に、そうした発信をしていきたいと思います。」

東京海上日動ベターライフサービス株式会社様
「介護のプロの会社として、在宅介護サービスや施設介護サービスの提供を通じたお客様へのご支援や、企業のビジネスケアラーへの「仕事と介護の両立支援」を各種ソリューションで支援して参ります。 」

東京海上ホールディングス株式会社様
「社員の『仕事と介護の両立支援』に取り組み、働きやすい職場環境づくりを進めるとともに、グループの損害保険事業や生命保険事業、ヘルスケア事業等を通じて、超高齢社会における社会課題の解決に貢献できるよう尽力して参ります。」

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